昔から青汁は老舗メーカー(キューサイ、やずやなど)が力を入れて販売している商品でしたが、市場の拡大と共に中小企業も数多く参入してきました。

そして、近年では大手の食品メーカーも参入するなど食品業界全体での競争が増えており、消費者にとっても認知度が高い商品になってきています。

今回は、ハイチュウやチョコボールで有名な「森永製菓」の商品を解説します。

森永製菓の「おいしい青汁」の商品スペック

商品名 おいしい青汁
メーカー名 森永製菓
主原料 ケール
副原料 難消化性デキストリン(機能性表示食品)、明日葉、
ブロッコリー、クレソン、パセリ、
キャベツ、青紫蘇、セロリ、
人参、リンゴ
形状 ドリンク(紙パックの液体)
内容量 125ml
野菜量 65g
食物繊維量 5.6g(難消化性デキストリンが5g、野菜が0.6g)
原料産地 ケールは長野県八ヶ岳、その他は全て国産
入り数 30個
価格 6,675円

商品の短所は3つ

  1. 紙パックなので持ち運びができない
  2. 粉末と違って置き場所が必要となる
  3. 価格が少し高め(紙パックのため送料が必要、商品6,075円+送料600円=6,675円)

長所は5つ

  1. 機能性表示食品(吸収を穏やか、お腹の調子を整える)
  2. 野菜・果物は全て国産
  3. 野菜不足65gを補える
  4. 砂糖・食塩・香料・保存料・不使用
  5. りんご果汁入りのため、美味しく飲みやすい

商品スペックでの短所は「価格のみ」

紙パック入りの液体商品のため、「重量 (3.75kg)」と「置き場所」は粉末の青汁と比較をすると、短所になります。

でも、これは比較をした時に気になる程度のことなので、実際の重さと置き場所のスペースも大きな問題にはなりません。

唯一の欠点は「価格」です。
送料を含めて30日分が6,675円なので、1日分=約223円になります。

定期購入をしても6,066円なので、1日分=約202円。

粉末の青汁は価格がバラバラですが、約3,000円前後の商品が多いため「平均の2倍」程度の価格になってしまいます。

価格が高い理由は3つあります。

1. 機能性表示食品を取得
2. 国産野菜・果汁を使用
3. 紙パック入りの液体ドリンク

1. 機能性表示食品を取得

機能性表示食品はトクホと比べれば取得コストはかなり安いです。

それでも普通の青汁と比較をするとコストが増えてしまいます。

ただ、今回の機能性表示は「難消化性デキストリン」の機能を活用しているので、機能性表示食品の中でもコストが少なく済む原料の1つです。
※3つの機能を取得している商品は珍しいので、他社品よりもコストが高い可能性あり

2. 国産野菜・果汁を使用

まず、先にリンゴ果汁ですが「果汁の原価は意外と高い」ため、リンゴ果汁が42%も含まれているために原材料費が高くなっています。
※私自身の経験で「粉末品の原価ベース」感覚ですので、液体だとまた異なる可能性あり

次にメインになる野菜汁ですが、「自社開発のオリジナルブレンド品」なのか「市場に出回っている既製品」なのかで価格が変わります。

通常は前者の「自社オリジナル」の方が高くなりますが、森永ほどの大手だと自社のノウハウを活かしているので、企業努力で価格を抑えていることが予想されます。

後者の「既製品」は他社でも取扱いが可能なので、「自社オリジナル品」の可能性が高いです。

そのため野菜・果物汁の原料費が高いと予想されます。

3. 紙パック入りの液体ドリンク

一般的なサプリ形状(カプセル、粉末品)は製造コストを把握していますが、液体の紙パック品の製造コストの相場はわかっていません。

瓶や缶入りのドリンクの製造コストは、カプセル形状のサプリよりもかなり割増の製造コストになります。

同じ1日分を作ると仮定すると「液体ドリンク>>>カプセル・粉末品」で製造コストが高くなります。

価格まとめ

森永製菓は大手メーカーのため、自社のノウハウを活かして私が思っているよりも原価を抑えてこの価格にしていると予想されます。

確かに「粉末青汁」と比較をすると原価が高い商品になりますが、大手だからこの価格に収まっており中小メーカーには真似ができません。

実際に粉末のフルーツ青汁は10社以上から発売されていますが、液体のフルーツ入り青汁は「森永製菓・サンスター・カゴメ」の3社ぐらいです。

商品の長所は「機能性と美味しさの両立」

1. 機能性表示食品(吸収を穏やか、お腹の調子を整える)

1番の長所は「難消化性デキストリン」を利用した機能性表示食品を取得している点です。

食事の時に野菜を食べる目的のひとつは「食物繊維を多く摂り糖の吸収を穏やかにする」ことです。

でもこれは「どの程度野菜(食物繊維)を食べれば穏やかになるの?」という素朴な疑問があり、野菜を食べる量に悩んでいる人は少なくありません。
ここ数日はキャベツ・レタスが3倍に高騰するなど、野菜を多く食べることができない時もあります。

それをエビデンスに基いて「難消化性デキストリンなら5gを摂れば吸収を穏やかにできるよ」と明確化したのが、機能性表示食品です。
既存の青汁は「難消化性デキストリンの配合量が不明」で、効果があるのかないのかわからないものが多かったです。

機能性表示食品の取得は、青汁選びのひとつの目安になっていくはずです。

※私も野菜不足の時は「賢者の食卓(同じ難消化性デキストリン)」を摂りながら、食事をしています。

2. 野菜・果物は全て国産

私は地産地消(地元の素材は地元で消費しましょうね)という考え方が好きなので、国内で栽培可能な野菜とフルーツであれば日本産が好きです。

ケールは長野県の八ヶ岳産です。
長野県は軽井沢に避暑地があるなど、自然豊かでとても良い環境が残っています。

そのため野菜やフルーツを育てるには最高の地域です。

その他にも「クレソン・セロリ・青紫蘇」など、普段の食生活では食べる機会が少ない野菜が配合されています。

ここ数年は中国産の野菜が特に安いので、価格は魅力的ですが「リスクと天秤にかける」と、多少高くても国産が良いと考えています。

健康はお金で買えない要素がたくさんあるので、私は「安心・信頼性>>>価格」を重視しています。

3. 野菜不足65gを補える

1パックは125mlですが、野菜汁50%で果汁42%のため「野菜として65g相当」になります。

ケールを中心に青野菜が多く配合されているので「特に緑色の野菜」不足を補えます。

この65gは野菜不足分※56gを補うために設定している数字です。
※国が定期的行っている健康調査による野菜の摂取量と、目標の350gを引いた数字

4. 砂糖・食塩・香料・保存料・不使用

砂糖と香料はりんご果汁が多く配合されているので、不使用にすることができます。

ちなみに保存料不要と聞くと「良さそうな商品」だと感じますが、ここ数年の商品は使用されていないものばかりです。

原材料表示を確認すると、「クチナシ青色素、ベニバナ黄色素」が配合されています。
これは天然の色素になるため、一般的な食品添加物よりも安全性が高いです。

色素を配合している理由ですが、「緑の変色を防ぐために使用」していると思います。

紙パック(液体ドリンク)は衛生を考慮して製造工程で「熱処理をして殺菌」しています。
この時にどうしても野菜の緑色が退色(変色)し、キレイな緑色よりも「少し茶色みがかった緑色」になりやすいので、天然の色素を配合して食欲が出る緑色をキープするために配合しています。

5. りんご果汁入りで美味しく飲みやすい

りんご果汁が42%配合されているため、かなり飲みやすい商品のため、「余計な甘み(砂糖)と香料」は必要ありません。

それでも、「砂糖・食塩・香料・保存料・不使用」とアピールした方が消費者の反応は良くなるため、敢えてアピールしています。

まとめ

大手食品メーカーが開発した商品のため、「欠点は価格のみ」です。

それも既存の粉末青汁と比較をしたら「高いと感じる」だけであり、商品スペックを確認すれば適正価格で、中小メーカーでは真似ができないものだとわかります。
※同一スペックの商品は今後も発売される数は少ないと思います。

商品の特徴は機能性表示食品取得で「食事との相性が良い」商品で、リンゴ果汁を42%配合して「青汁は不味い」という欠点を無くしています。
※リンゴ果汁が多いので食事時に飲むのは、好き嫌いがわかれますが

私はサラダを用意できない時に「サラダ代わり」として飲んでいます。
ただし「青汁」という名前からもわかるように「青野菜が中心」なので、トマトなど赤や黄色を自分で用意するのがベストです。

こんな人に向いています

・野菜不足を感じていて「おいしい青汁」を探している人

・青汁に興味があるけども「青臭さが苦手」と不安に感じている人

・日常生活が忙しいので「手軽に野菜」を補足したい人