栄養素が1番多い青汁はどれ?検証の結果1番多かったのは「1日分のケール青汁(ファンケル)」

青汁をせっかく飲むなら栄養素が1番多いものを飲みたいですよね。

そこでどの青汁に、栄養素が1番多く含まれているのかを調査してみました。

まず調査前からわかっている事実として、ほとんどの青汁は「栄養素の含有量」を公開していません

公開しない理由は主に2つの理由があります。

1. 競合他社に商品スペックを知られたくない

栄養素の量を公開すると、競合他社に原材料の配合量を知られてしまう可能性が高くなります。
そのため、競合他社を警戒のため、栄養素の量を公開しません。

2. 栄養素の量を分析していない

大手を除く中小企業の青汁は、どの栄養素がどれだけ含有されているかを分析していない可能性があります。

僕はサプリメントの製造メーカーで商品開発をしていましたが、ビタミンやミネラルなどの栄養素分析を実施する商品は10商品中2~3商品程度でした。

なぜ、分析を行わないのかというと、ずばり分析費用が高いからです。

このような理由があり、検証対象の商品は少なめの6商品です。

比較を行う栄養素は、野菜からの充足率が高い栄養素

今回は栄養素の含有量を公開している商品をピックアップして、栄養素の含有量が多い青汁を比較検証しました。

少し古いデータになりますが、野菜等健康食生活協議会が、野菜から多く補える栄養素のデータを作成しています。

野菜と果物両方からもっとも多く摂取している栄養素はビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、食物繊維です。いずれも40%以上を占めていますから、野菜・果物の摂取が少ないと、これらは足りなくなる栄養素です。その他にビタミンでは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEが20%前後、ミネラルではカルシウムと鉄が約20%です。

そこで、特に野菜から補う栄養素率が高いものをピックアッップし比較します。

具体的な成分は下記の通りです。

検証する栄養素

  • 食物繊維
  • ビタミン系:ビタミンK、葉酸、ビタミンC、ビタミンE
  • ミネラル系:カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄

まず結論から「栄養素が特別に多い青汁は存在しない」

ひとつずつの検証項目を確認すると時間が長くなるため、まず結論を先に述べます。

残念な結果に思えるかもしれませんが、「栄養素が特別に多い青汁は存在しない」です。

特別にというのがポイントで、競合商品と比較をして栄養素が2~3倍程度高い青汁はありませんでした。

もちろん、多少の差はありましたが特別多い青汁はこれ!という商品はありませんでした。

そのため、栄養素が多い青汁=1日に飲める内容量が多い青汁になります。

栄養素が多い青汁とは?

栄養素が多い青汁=1日に飲める量が多い青汁(1日分の内容量が多い青汁のこと)

例えば、下記の画像でどの青汁の内容量が多いと思いますか?

おそらくほとんどの人が左だと思ったはずです。

つまり青汁の栄養素の量は、内容量と比例して増えていきます。

仮に1日の内容量が少ない青汁でも2~3包に増やせば、ほぼ同じ栄養素を摂れることになります。

上記の画像の場合は、左:10g、真ん中・右:約3gのため、3包飲めば左の青汁と、ほぼ同じ栄養素を摂れるというわけです(商品スペックは完全に無視)。

ですので、栄養が多い青汁を飲みたい人は「1日分の内容量が多い」青汁を選んで下さい。

栄養素の量が多いおすすめ青汁3選

調査結果でナンバーワンの栄養素の量「1日分のケール青汁」

商品名 1日分のケール青汁
会社名 ファンケル
商品画像
価格 4,752円(税込み)
原材料名 ケール、でんぷん加水分解物、難消化性デキストリン
主原材料
の産地
愛媛・長野・鹿児島
入り数 30包 1包の内容量 10g

特徴

  • 1包で多くのケール(約120g相当)を飲むことができる
  • 契約農家によるミネラル製法で栽培し、ビタミンC量が豊富

総合バランスが整っている濃い青汁の代表

商品名 健康道場 粉末青汁
会社名 サンスター
商品画像

価格 4,860円(税込み)
原材料名 ブロッコリー・ケール・大麦若葉・明日葉・モロヘイヤ
原材料の産地 すべて国産
入り数 30包 1包の内容量 10g

特徴

  • 五種の国産青野菜を配合した100%青汁で、食物繊維量が多い
  • 1包の内容量の多さは、10gでトップクラス(1日の野菜目標量の約29%)

国産青汁でコスパがトップクラス「金の青汁」

商品名 金の青汁
会社名 日本薬健
商品画像
価格 2,498円(税込み)
原材料名 大麦若葉100%
原材料の産地 九州産(大麦若葉)
1包の内容量 3g 入り数 90包

特徴

  • 九州産の大麦若葉100%で無添加
  • 国産青汁でコスパがトップクラス

検証スタート「栄養素の含有量を比較」

まずは、食物繊維量の比較です。

食物繊維量

商品名 会社名 食物繊維量(g)
私の青汁 ヤクルト 2.7
健康道場 粉末青汁 サンスター 2.3
リッチグリーン 日本薬品開発 2
ケール青汁分包 キューサイ 1.6~3.3
1日分のケール青汁 ファンケル 1.4
金の青汁 日本薬健 1.3
大麦若葉100%粉末 山本漢方 0.9~1.5
有機栽培の青汁 ユニマットリケン 1.34
みどり粉末 遠藤青汁 0.86


食物繊維量で一番多いのは、「私の青汁(ヤクルト)でしたが、多い理由は、2包(8g)量の数字である点と、青汁素材以外に「食物繊維が加えられている」からです。

これは悪いことではありませんが、純粋に青汁として食物繊維量が多いのは「健康道場 粉末青汁(サンスター)」です。
食物繊維量が多い理由は1包が10gのため、他社品と比べると2~3倍多く1包に青汁が入っています。

次点のリッチグリーンも食物繊維を加えているので、全体で2位はケール青汁(キューサイ)になります。

ビタミン類の比較

ビタミンK

商品名 会社名 ビタミンK(μg)
ケール青汁分包 キューサイ 101~223
1日分のケール青汁 ファンケル 133
大麦若葉100%粉末 山本漢方 67~151
私の青汁 ヤクルト 91
リッチグリーン 日本薬品開発 15~48

1番多かったのがケール青汁(キューサイ)、2番目が1日分のケール青汁(ファンケル)でした。
両方に共通している点は「ケール」を使用した青汁だということです。

自社調べで、「ケール・明日葉・明日葉の栄養素を比較」した結果、ビタミンKはケールが1番多かったので、数字上は妥当な結果になりました。

リッチグリーンは極端に少ないですが、エキス末を使用しているため、加工の段階でロスしていることが予想されます。
※その分、栄養素が多い成分もあります。

葉酸

葉酸は含有量を公開している商品が2つのみでした。

これ以外の商品は、葉酸を含んでいない訳ではなく、単純に情報が公開されていないだけです。

自分で調べた範囲では、大麦若葉とケールはほぼ同量の葉酸を含んでいます。

そのため、数字が公開されている2商品以外も、葉酸を同量程度含んでいるものが多いと推測できます。

商品名 会社名 葉酸(μg)
1日分の
ケール青汁
ファンケル 80
私の青汁 ヤクルト 40

ビタミンC

ビタミンCは1日分のケール青汁(ファンケル)とケール青汁(キューサイ)の2つが特に多いです。
ケール青汁(キューサイ)はビタミンCを添加している(酸化防止のため?)ので、多くなっています。

ファンケルに関しては、なぜこんなにも多いのかがわかりません…
可能性のひとつは、独自のミネラル製法という方法が影響している可能性があります(詳細は確認中)。

その他の商品は特別に少ないというよりも、熱に弱いのがビタミンCなので、青汁に含まれるビタミンCはこの量が平均的な数字です。

商品名 会社名 ビタミンC(mg)
1日分の
ケール青汁
ファンケル 185
ケール青汁
分包
キューサイ 67~136
大麦若葉
100%粉末
山本漢方 1.2~10.3
みどり粉末 遠藤青汁 3.12
金の青汁 日本薬健 1.1

ビタミンE

ビタミンEは、1日分のケール青汁(ファンケル)が多かったです。

この項目も非公表の商品が少し多い印象。

商品名 会社名 ビタミンE(mg)
1日分の
ケール青汁
ファンケル 0.71
みどり粉末 遠藤青汁 0.49
大麦若葉
100%粉末
山本漢方 0.18~0.6
金の青汁 日本薬健 0.2

ミネラル類の比較

まずは、カリウムの比較です。

カリウム

商品名 会社名 カリウム
1日分の
ケール青汁
ファンケル 281
私の青汁 ヤクルト 269
ケール青汁
分包
キューサイ 130~315
リッチグリーン 日本薬品
開発
61~129
みどり粉末 遠藤青汁 105.3
金の青汁 日本薬健 72

1番多かったのが、1日分のケール青汁(ファンケル)でした。ミネラル製法でケールを栽培しているので、それが良い結果につながっているようです。

2位の私の青汁(ヤクルト)は、1日分のケール青汁に近い数字ですので、健闘しています。

カルシウム

次にカルシウムです。

商品名 会社名 カルシウム
1日分の
ケール青汁
ファンケル 77~210
私の青汁 ヤクルト 129
みどり粉末 遠藤青汁 13
金の青汁 日本薬健 12

ここでも1番多かったのが、1日分のケール青汁(ファンケル)でした。
ミネラル製法により、栄養素が高くなるケールを栽培できているようです。

マグネシウム

続いてマグネシウムです。

商品名 会社名 マグネシウム
私の青汁 ヤクルト 28
リッチグリーン 日本薬品
開発
7
金の青汁 日本薬健 5


マグネシウムは公表している商品が少なったですが、私の青汁(ヤクルト)が1番多かったです。

私の青汁は内容量も多いため、各栄養素が総合的に多い印象があります。

最後に鉄です。

商品名 会社名
ケール青汁
分包
キューサイ 0.7
金の青汁 日本薬健 0.3
リッチグリーン 日本薬品
開発
0.24
みどり粉末 遠藤青汁 0.15


鉄はケール青汁(キューサイ)が1位でした。

これはケール青汁の内容量が多い点が影響していると思われます。

検証結果、1番栄養素が多かったのは「1日分のケール青汁(ファンケル)」

各栄養素の量で1番多かった商品をまとめました。

栄養素 商品名 会社名
食物繊維 健康道場 粉末青汁 サンスター
ビタミンK ケール青汁 キューサイ
ビタミンC 1日分のケール青汁 ファンケル
ビタミンE 1日分のケール青汁 ファンケル
葉酸 1日分のケール青汁 ファンケル
カリウム 1日分のケール青汁 ファンケル
カルシウム 1日分のケール青汁 ファンケル
マグネシウム 私の青汁 ヤクルト
ケール青汁 キューサイ

9項目中で5項目、1位になったのが1日分のケール青汁(ファンケル)です。

これは冒頭でお伝えしたとおりで、「栄養素の量が多い青汁=内容量が多い青汁」の予測通りの結果になりました。

1日分のケール青汁は、生の水分を含んだ状態に換算すると「ケール120g相当」になります。

2番目に生加算が多いのが、「健康道場 粉末青汁(サンスター)」の100gです。
この商品は食物繊維以外の栄養素量が非公開です。

そのため、1日分のケール青汁が1位を取る回数が増えたと予測できます。
一部の栄養素は各商品、非公開が多かったので、実際にはもう少し拮抗した結果になるはずです。

健闘したのは、内容量が多い「ケール青汁 分包(キューサイ)」と「私の青汁(ヤクルト)」でした。

各栄養素を比較して気がついたのは、数字が多い栄養素の量は公開、少ない栄養素は非公開にしている印象がありました。

結論
  • 調査結果では、1日分のケール青汁(ファンケル)が栄養素が多い青汁ナンバーワン